【ポケモンSVクリアレビュー】実際おもしろいの?ポケモンスカーレット・バイオレットのクリアレビューをネタバレなしでご紹介!

ポケモンSVクリアレビュー

迷える子羊
迷える子羊

ポケモンスカーレット・バイオレット面白いの?

2022年11月18日の発売から3日間で253万本強を売り上げ、任天堂のゲーム専用機向けソフトの“発売後3日間の販売本数”としては過去最高マークした『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット(以降、「ポケモンSV」といいます。)』。

興味はあるものの、実際面白いか不安で、まだ手に取れらていない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際にストーリークリアを達成した筆者が、ポケモンSVをレビューします。

これまでポケモンメインタイトルを全てプレイした筆者が、忖度なしで

・良かった点

・惜しい点

など正直に批評します!

まだプレイを迷われている方は、この記事をポケモンSVを購入するかどうかの参考にしてください。

それでは早速まいりましょう!

ポケモンSVとは

参照:ポケットモンスター公式サイト

まずポケモンSVについて簡単に説明させてください。

もはや説明不要かもしれませんが、『ポケモンSV』はポケットモンスターシリーズの第9世代として発売されました。

第1世代にあたる『ポケットモンスター赤・緑』から続く超人気タイトルの最新作です(2022年12月現在)。

そんなポケモンSVの注目点として挙げられるのが、以下3つの要素

  1. オープンワールドを初採用
  2. ストーリー攻略に決められた順番がないフリーシナリオを採用
  3. バトルの新要素として「テラスタル」が実装

とまあ、色々つ注目すべき点はあるものの、とりあえずポケモンにとって新しいことづくめ最新作となってるわけです。

これらの注目点について、詳しくは「良かった点」と「惜しい点」として触れていきます。

ポケモンSVの「良かった点」

まずポケモンSVの良かった点をご紹介します。

筆者が特に「良かった!」と感じた順にお伝えするので、参考にしてみてください。

良かった点①|ストーリーの内容

参照:ポケットモンスター公式サイト

結論としましては、ストーリーの内容がとても面白かったです。

というのも、初の家庭用ゲーム機対応策として発売された前作の「ポケットモンスターソード・シールド(以下、「ポケモン剣盾」といいます。)」は、ストーリー内容が正直微妙でした。

マップの移動やポケモンの育成がとても簡単になって操作性は大幅に強化されたものの、肝心のストーリーは「結局、何の話だったの?」とクリア後に思ってしまうほどです。

ですが、ポケモンSVのストーリーはエンディングに向けて、しっかりとした盛り上がりがあり、没入して楽しめました!

まそっち
まそっち

前作のガッカリあっただけに、いちポケモンファンとして嬉しかったです!

また、冒頭でも述べましたが、ポケモンSVはフリーシナリオを採用。

軸となる3つのストーリーが以下の通り用意されており、クリアの順番に決められたルートはありません。

  • 「チャンピオンロード」:各地のジムを巡ってチャンピオンランクを目指す(←毎度定番)
  • 「レジェンドルート」:珍しい食材を探す
  • 「スターダスト★ストリート」:学校で問題視されている集団「スター団」に挑む

パッと文字面を見ると、「チャンピオンロード」以外のストーリーに不安を感じませんか笑?

まそっち
まそっち

実際、筆者は「珍しい食材探し?それだけ?」と不安でした笑

しかし、物語が終盤に向かうにつれて、3つのストーリー内容が1つの終着点に向かっていることに気づきます。

まるでオムニバス小説を読んでいるような感覚で楽しかったです。

迷える子羊
迷える子羊

とはいっても、決められた攻略の順序がないのが逆に不安なんだけど・・・

この点については、そこまで心配ありません。

各地に散らばっているボスにも難易度があり、ゲーム中にその難易度も確認可能です。

低難易度のボスから攻めていけば、自ずとストーリーが進展しやすくなるように設計されているので、迷うことなくプレイできます。

このように、ストーリー面については前作から大幅なテコ入れがあった感があり、「よかった点」としました。

ポケモンSVをクリアした有名人の反応ツイート

なお、少し余談ですがポケモンSVは過去作と比較して、ストーリーのボリュームが大幅に増加しています!

ポケモンを慣れている人がプレイしても20〜30時間はかかるみたいです。

そのため、お子様の代わりにプレイする親御さんには少し負担になるかもしれません笑

良かった点②|オープンワールドの採用

ポケモンSVは、オープンワールドを採用しています。

オープンワールドとは、
仮想世界において広大なフィールドを自由に移動できるゲーシステムのことです。

冒険の舞台となるのはパルデア地方は雪山や湖、荒野、険しい山岳地帯などで構成されています。

この壮大な大地をプレーヤーは自由に冒険することができるのです。

「オープンワールドになって進化したな!」と、筆者が感じたのは以下の点です。

  1. ポケモンの世界観がよりリアルに表現された
  2. フリーシナリオで自由度が高い冒険ができる

オープンワールド化されたポケモンSVでは、山や洞窟、海などにポケモンにライドして自由に探索できます。

その行く先々ではポケモンたちが群れをなして生活したり、ひっそり身を隠してたりします。

まそっち
まそっち

実際にポケモンが生きてたら、こんな風に生活してるんだろうな!って感じられました!

もちろんバトルしたり、捕まえたりすることが可能です。

多くの過去作ではポケモンが草むらに潜んでいて、いきなりエンカウントするのが一般的でした。

いわゆる「ランダムエンカウント」です。

(注:一部の過去作では、シンボルエンカウントが採用されてます)

ですが、今作は全て「シンボルエンカウント」変更されています。

「あそこにギャラドスの姿が!よし捕まえに行こう!」といったプレイが楽しめます。

参照:ポケットモンスター公式サイト

現実世界で生きもの採集するようにポケモンゲットを楽しめます。

シンボルエンカウントなので、ポケモンを避けて移動すれば、不要なエンカウントせずにプレイできるのも嬉しい点です。

オープンワールドになったことで、ポケモンの世界観をよりリアルに感じられるようになったといえるでしょう。

まそっち
まそっち

小さなポケモンを見落として、意図せずエンカウントすることもありますが・・・笑

また、オープンワールドになったことで、ゲーム序盤から遠い街に行くことができます。

つまり、最初から強いポケモンをゲットして冒険することができます。

過去作では、どうしても強いポケモンはストーリー終盤でないとゲットできませんでした。

序盤から好きなポケモンと一緒に、強いボスから倒しに行くというような、チャレンジングなプレイも楽しめます。

(ただし、ストーリーを進めると「移動力」が強化される要素があるため、序盤から遠い場所に行くのは効率的ではないです。)

「バトルを楽しみたい人」、

「図鑑集めを楽しみたい人」、

「登場キャラとの交流を楽しみたい人」、

オープンワールド化によって、それぞれのプレーヤーのニーズに応えた形になりました。

ポケモンのリアルな世界観の中で、楽しみ方の幅が大幅に広がったポイントがポケモンSVの「よかった点」です。

良かった点③|バトルがより戦略的になった

ポケモンSVで新たに追加された要素として「テラスタル」があります。

「テラスタル」は、ポケモンが宝石のように輝くパルデア地方特有の現象です。

各ポケモンには「テラスタイプ」があり、通常のタイプから変化させることができます。

(通常炎タイプのポケモンが、水テラスタイプに変化など)

テラスタルすることで相手の意表をつくことができ、戦略性が高まりました。

自分の好きなポケモンの弱点を補えるようなテラスタイプに変更すれば、より活躍させられます。

まそっち
まそっち

一見、勝ち目のないバトルでも一発逆転を狙えるのは、ワクワクしましたね!

通常「岩悪タイプ」のバンギラスがゴーストタイプに変化 参照:ポケットモンスター公式サイト

ただし、「戦略性が高まった」といっても、ストーリー中に戦うNPCは裏をかくようなテラスタルはしてきません。

そのため、プレーヤーにとっては使い勝手の良いバトルシステムとなっています。

より「テラスタル」の醍醐味が分かるのは、対人バトルをするときでしょう。

相手も人間なら、戦略を練って使用ポケモンやテラスタイプを決めなければなりません。

まそっち
まそっち

実際にランクバトルをやりましたが、

戦略の幅がかなり広がっていて、奥深いバトルを楽しめました!

「ランクバトル」=オンライン上で世界中のプレイヤーと順位を競い合う機能)

良かった点④|利便性の向上

ポケモンSVでは部分的に「便利になったな!」と感じるシーンがいくつかありました。

以下、利便性が向上したと思った点です。

  1. 特定の場所(ポケモンセンターなど)にいかなくても技を忘れさせたり思い出させられる
  2. 特定の場所(ポケモンセンターなど)にいかなくてもニックネームを変更できる
  3. 特定の場所にいかなくても服装を変更できる
  4. トレーナーとのバトルは話しかけたらに変更

などなど。

細かな仕様変更ですが、スムーズにプレイするにはとても役立つ点です。

一方で、「過去作のほうが使い勝手が良かった」と感じる機能もあります。

それらについては、惜しかった点として後ほど紹介します。

ポケモンSVの「惜しい点」

一転、ここからはポケモンSVの「惜しい点」をご紹介します。

「ここが改善されればもっと楽しめるのに!」

「ここは絶対に過去作の方が優秀だった!」

などなど、筆者が感じた点をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

惜しい点①|バグの多さ

ポケモンSVはとにかくバグが多いです!

筆者が体験したものは以下のようなバグです。

  1. 相手ポケモンのHPが無くなったはずなのに倒せていない(テラレイドバトル)
  2. 自分のポケモンが勝手に能力ダウンしている
  3. 姿が確認できていないポケモンにエンカウントする
  4. 話しかけたNPCが消える(会話は継続)
  5. ボックス中のポケモンの表示がゆっくり
  6. 突然ソフトが終了する

などなど。

1〜5番までは、まだ笑って許せるかもしれませんが、6番に関してはそうもいきません。

バグに加えて処理落ちも頻繁にあります。

まそっち
まそっち

何時間も一生懸命プレイした内容が、一瞬で消えてしまうかもしれません・・・

2022年の12月2日には更新データが配布され、一部のバグは修正されたものの、依然として多くのバグが残っているみたいです。

これらのバグは、オープンワールド化して、グラフィックなど複雑なコンピュータ処理が必要になってしまった結果なのかもしれません。

ニンテンドースイッチ自体が、その他のゲームハード(PS5やXbox)と比べるとCPU性能が劣ることも1つの要因でしょう。

もちろんグラフィックも大切です。

しかし、筆者としては多少グラフィック100点満点でなくても、ユーザーが不快に感じるバグが少ない方が嬉しいなと感じました。

バグに関するツイート

プレイ時に気になるバグや処理落ちが多すぎることが「惜しい点」です。

惜しい点②|使い勝手が悪い仕様が目立つ

ポケモンSVにはユーザーがストレスを感じる仕様が散見されます。

例えば以下のような点です。

  1. バトルモーションをスキップできない
  2. アイテムが使いづらい
  3. カメラワークが微妙

1番については、同じ意見を持つ方が多いと思います。

ポケモンをバトルさせるとき、通常、技のエフェクトが入ってから相手ポケモンにダメージが入ります。

1〜2秒のエフェクトなんですが、トレーナーとの連戦になると同じ映像を何度も見ることになるため、少し鬱陶しくなることがあります。

実は、過去作では設定変更することでこのエフェクトをスキップすることができました。

普段忙しくてプレイ時間を捻出できないユーザーには、なにかと重宝する設定でした。

それが、なぜか今作ではバトルモーションのスキップが不可能に・・・

サクサクストーリーを進めたいユーザーのためにも、次回作以降はバトルモーションのスキップ設定を復活させて欲しいです。

2番目はアイテムが使いづらい件です。

例えばアイテムボックスから回復アイテムを使う際、以下の手順を踏みます。

  1. 道具を選ぶ
  2. 使用したいポケモンをカーソル選択する

ここで「やっぱりもう少し回復させたかった!」ということもあるでしょう。

その際、再度回復アイテムを選んで、ポケモンを選択することになります。

過去作では続けて同じ道具を使用する場合、直近で使用したポケモンにカーソルが合っていたので、ボタンを連打すればOKでした。

しかし、今作ではアイテムを選択するたびに、ポケモンを選ぶカーソルが先頭のポケモンに戻ってしまいます。

再びスティックや十字キーでポケモンを選ばなければならないため、ちょっとした作業が増えました。

これはほんの一例ですが、アイテムボックスの利便性が前作に比べると劣っている気がします。

まそっち
まそっち

今までの感覚でプレイすると、「貴重なアイテムを違うポケモンに使っちゃった・・・」なんてことも。

3番目はカメラワークが悪い件です。

今回はオープンワールドということで、色々な土地に自由に行けます。

基本カメラワークは、コントローラーの右スティックなどで操作するのですが、一部のタイミングでは自動でカメラが切り替わります。

そのひとつが野生ポケモンとの遭遇です。

野生のポケモンに触れるとエンカウント(シンボルエンカウント)して、自動でカメラワークが変わります。

このとき、片方のポケモンが映らなかったり、両方とも映らなかたりすることもあります。

カメラワークに関するツイート

また、今作ではポケモンに乗って移動しますが、平地ではなく山を登ったりすると、主人公が映らないカメラワークになることもありました。

ポケモンとの遭遇や山登りをするシーンは、特にスムーズにプレイを楽しみたい部分です。

そこでカメラワークの微調整が必要になるのは少しストレスに感じました。

まそっち
まそっち

ちなみに戦闘が開始したら右スティックを押し込むと、

過去作と同じようなカメラワークに切り替わるようです!

ポケモンSVがおすすめな方

ここまで、ポケモンSVの「良かった点」と「惜しい点」をご紹介しました。

結局、ポケモンSVはプレイすべきかといえば、

“もともとポケモンが好きだという方にはポケモンSVはおすすめ”です。

確かにバグが多かったり、多少利便性にかける部分はあります。

しかし、過去一番と評されるストーリーや奥深いポケモンバトルなど、マイナス点を上回る楽しさを筆者は感じました。

もともとポケモンというコンテンツが好きなため、過去作からの「進化した部分」はもちろん感動しますし、

「微妙になった部分」も(ネタ的に)楽しめていることが大きな要因のひとつでしょう。

ポケモンSVのバグを面白くまとめた動画(一部ネタバレもあるため、閲覧にはご注意ください)

ただし、あまりポケモンに馴染みがなく、「なんとなく世間が騒いでいるから」という理由でプレイするのはお勧めしません!

なんとなくでプレイするには、バグが多かったり利便性に欠ける部分が多いので、「ポケモン」というコンテンツ自体を嫌いになってしまうかもしれません。

今後、バグの修正が公式からもあると思うので、様子を見つつ決めるのが良いと思います!

まとめ

今回はポケモンSVのクリアレビューを紹介させていただきました。

世界中の注目を浴びるポケモンの最新作なだけに、世間的には高評価とともに厳しい評価も多くなっている印象を受けます。

近年のポケモンのユーザー層は、子ども世代から大人世代まで非常に幅広くなっているからでしょう。

内容が子どもじみていたり、大人向け過ぎたりしていては、多くのユーザーに支持は得られません。

幅広いユーザーを満足させなければならないという使命を背負いながらも、

ここまで多くの人が楽しみ、熱狂できる新作ソフトになっていることは素直にすごいと思います。

とはいえ惜しい点もたくさんあったので、次回作に反映されるといいなと感じました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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