どうも、まそっちです。
2012年6月23日に発売されたポケモン作品が「ケモンブラック2&ホワイト2(以降、BW2)」です。
筆者は2022年に初めて本作をプレイしたのですが、
「ローカルプレイだけなら、剣盾よりもおもしろかった!」というのが正直な感想です。
もちろん剣盾も、現状最新作(2022年9月時点)であり、インターネット環境を活用したランクバトルなどは最高に楽しめます。
ですが、BW2には発売から約10年経っても、なお楽しめる要素がたくさんあったのです。
「ポケモン好きなら一度はBW2をプレイしてみてほしい!」と、素直意に感じています。
そこで今回は、20022年にBW2をプレイして感じたBW2の「最新作にはない魅力」を5つ厳選してご紹介します。
「BW2って一体どんな作品なんだ?」と気になった方は、この記事を参考にして、BW2をプレイするか検討してみてください。
もくじ
ポケモンブラック2&ホワイト2とは?

単に「BW2に魅力は〇〇ここです」と述べるだけではいささか味気ないので、少しだけBW2がどんな作品なのか、客観的特徴から紹介させてください。
どんな背景があって発売された作品なのか知ることで、よりBW2の魅力が伝わると思います。
ポケモン初の正当続編

BW2は、ポケットモンスターブラック・ホワイト(以降、BW)の続編タイトルとして2012年に発売された作品です。
BWの発売日が2010年であり、それから約2年のときを経てリリースされました。
ポケモンといえば、新作が発売された数年後にマイナーチェンジ版が発売されることがお馴染みです。
たとえば、「ポケットモンスタールビー・サファイア(2002年発売)」であれば、発売から約2年後にポケットモンスターエメラルド(2004年発売)が発売されています。
「ポケットモンスターダイヤモンド・パール(2006年発売)」おけるにポケットモンスタープラチナ(2008年発売)も同様です。
マイナーチェンジ版では、補足的なイベントなどは追加されているものの、ストーリーの大筋は変わりません。
ですが、BW2はストーリーが一新されていて、前作からの純粋な続編タイトルです。
冒険する地方はBWと変わらず、登場人物も前作から続投しているキャラが多いものの、過去作からの2年後の世界を描いた、異色の作品なのです。
ニンテンドーDS最後の作品

BW2はニンテンドーDS最後のポケットモンスターです。
以降のタイトルはメインハードをニンテンドー3DSやニンテンドーSwitchに移しています。
BW2の特徴のひとつが「3DSがリリースされていたのに、DS用のソフトとして発売」したこと。
当時の開発本部長である増田氏は任天堂の社長インタビューにてこう答えています。
「なぜニンテンドー3DSではなく、DSかというと、続編として同じ世界をつくりたい」と。

ハードの進化よりも、ゲームの世界観を重視されたようです。
また、そのほかの理由として「発売から間もない3DSよりDS版として発売したほうが、多くのプレイヤーの手に渡るから」とも言われています。
このようにBW2は開発者のこだわりと、ユーザーへの配慮が同居する作品です。
BW2の魅力ポイント5選!
前置きが長くなってしまいましたが、実際に私がプレイして感じたBW2の魅力を5つに厳選してご紹介します。
10年前はwi-fi通信を利用した対戦や交換、ミニゲームも遊べたみたいですが、流石に2022年はかないません。
そのため、基本的にローカルプレイをして感じた魅力5選になります。
1|独特のストーリー

BW2の魅力のひとつは、唯一無二のストーリーです。
ネタバレになるためシナリオの核には触れませんが、BW2のストーリーはほかの作品と雰囲気が違います。
いわゆるポケモンというと「主人公VS悪の組織」という構図が一般的です。
BW2でも「プラズマ団」という悪組織は登場します。
ただし、組織内でも自らの活動に疑問を抱いているメンバーがいたり、元組織団員が過去の過ちを償う活動をしていたりと、一枚岩ではない集団です。

主人公とライバルのヒュウは、協力してプラズマ団の悪行をくじくべくポケモンバトルを繰り返します。
その中でプラズマ団の複雑な状況を目の当たりにして、ヒューイとともに心境が変化していくストーリーです。
「最終的に悪を倒す」という構図は踏襲されてるものの、単なる勧善懲悪では語りきれない独特のストーリーは、他のポケモン作品にはない魅力といえるでしょう。
2|隠し穴&揺れる草むら探しがハマる

BW2のみに実装されている要素として「隠し穴」があります。
「隠し穴」は道路の木と木の間に通れる通路の先にある空間です。
中にはアイテムが落ちていたり、隠れ特性のポケモンがいたりします。
このアイテムやポケモンを目当てに隠し穴を探すのですが、道路の奥の方や地味な場所にあるため、なかなか見つけられません。
ですが、苦労して見つけて、お目当てのポケモンがいると、テンションが上がります。
ポケモンの最新作では隠れ特性のポケモンや珍しいアイテムはゲットしやすくなっていますが、「苦労してゲットする」体験は過去作ならではの楽しい要素です。
また、BWに引き続きBW2でも「揺れる草むら」や「水上の影」が実装されています。

「揺れる草むら」や「水上の影」に足を踏み入れると、少し珍しかったり強かったりするポケモンが出現します。
まるで、遊戯王のパックを開封するときに、レアカードの端っこがキラリと見えたような感覚です。
「何が出てくるんだろ?」というワクワク感があって、揺れる草むらを見つけたら真っ先にそちらにダッシュしてしまいます。

洞窟の「砂煙」や橋の上にある「影」でも同じようにポケモンが出現しました!
3|倒しごたえのあるトレーナーたち!モブも強い!

BW2のポケモンバトルは、非常にやりごたえがあり、作品の魅力のひとつです!
しょせんNPCと分かっていても、歯応えのあるトレーナーを倒したときは、達成感があります。
チャンピオンやプラズマ団のボスはもちろんですが、モブキャラトレーナーもなかなかに強敵です。
強いモブキャラの特徴は以下の通りです。
- ポケモンのレベルが高め
- ポケモンに道具を持たせていて戦略的なバトルをしてくる

BW2では、モブキャラのポケモンのレベルがこちらと同じかそれ以上だったり、
ジム戦ともなると、ポケモンにアイテムを持たせてるモブトレーナーもいたりしました。
昨今のポケモンは、道端のモブトレーナーが従えるポケモンは大して強くありません。
ですが、BW2は舐めてかかるとモブにも苦戦します。
ストーリー上のバトルでも、やりごたえのあるポケモンバトルを楽しみたいならBW2はおすすめです。

ちなみにBW2は「キーシステム」という要素を活用すれば、バトルの難易度をイージーかハードに変更できます!
4|バトルサブウェイでノボリ&クダリに会いたい

本作のやり込み要素である「バトルサブウェイ」は、BW2の大きな魅力となっています。
バトルサブウェイとは地下鉄の車両内でポケモンバトルを楽しむ施設です。
特徴は7人勝ち抜き制で、勝利するほどに相手が強くなること。
序盤のトレーナーこそ簡単に倒せるポケモンを使用してきますが、
20勝もするとタイプ相性や技構成をしっかり考慮しなければ負けてしまいます笑
やりごたえがハンパじゃなく、飽きずに楽しむことができます。
そして、バトルサブウェイを盛り上げてくれるのは、ボスとして登場するノボリ&クダリの存在!

一定数以上勝ち抜くと登場するキャラクターですが、独特の口調や車掌のような見た目で、ポケモンキャラの中でも非常に人気が高い存在です。
そんな人気キャラと1戦交えたいと頑張るものの、そもそもノボリ&クダリが登場するまで勝ち抜くだけでも大変。
苦労して育てたポケモンでノボリ&クダリ勝てたときは、なんとも言えない高揚感を味わえます。
5|PWTトーナメントの音楽がムネアツ

バトルサブウェイと同じく、ポケモンバトルのやり込み要素である「PWT」もBW2の魅力でしょう!
PWTとは「ポケモンワールドトーナメント」の頭文字で、各地方のジムリーダーやチャンピオンとトーナメント形式でポケモンバトルを楽しむイベントです。
トーナメントの種類は複数あり、全トーナメントを優勝するのはかなりの高難度です。
やりごたえがハンパじゃなく、飽きずに楽しむことができます。(2回目)
勝つのが大変なのに何度も挑戦したくなる理由は、戦闘中のBGM!

各地方やキャラにちなんだ名曲がPWT用にアレンジされて流れます。
ポケモンの過去作も楽しんだことがある方なら、きっとテンションが上がること間違いありません。
また、対戦相手のセリフも各キャラクターの個性がきっちり反映されていて、ポケモンファンならきっと唸るでしょう。
BW2の残念ポイント3選

魅力ばかり伝えても「いい面ばかりではないだろ!」と指摘されそうなので、
BW2の残念なポイントも3つご紹介します。
残念ポイントもお伝えしたほうが、実際にプレイするかの参考になるでしょう。
1|ダンジョンが複雑

ポケモンには洞窟などのダンジョンがあることが一般的ですが、BW2は洞窟のマップがやや複雑です。
加えて山・森・洞窟といったダンジョンがたくさんあります。
道が複数に分岐していて、ポケモンの出現率が高いので、クリアまでに時間がかかります。
攻略情報を見てしまえば、出口にたどり着くのは簡単ですが、
貴重なアイテムが散らばっているので、単純に最短距離をを目指せばいいわけではありません。
出口やアイテム探しは、いわゆる「作業」になりがちです。
そんな時間を溶かしてしまうダンジョンが多いことは残念ポイントのひとつでしょう。

プレイ時間が限られている大人はゴールドスプレー必須!
2|野生ポケモンがウザイ!出現率高め

先述したようにBW2は草むらからのポケモンの出現度が、ほかの作品と比べて少し高いような気がします。
「こっちは急いでいるのに、またミルホッグ出てきやがった!」という場面が多くなりがちです。
ポケモン剣盾以降はシンボルエンカウント方式が採用されているので、野生ポケモンとのバトルを避けることができます。
ですが、BW2はランダムエンカウントなので、虫よけスプレーなどのエンカウント率操作アイテムがないと、少しもっさりとしたプレイ感になることが残念ポイントの1つです。
3|ポケモンのゲット&育成がめんどくさい!というやりごたえ?

BW2の残念なポイントの1つは、ポケモンの入手に手間がかかること。
伝説のポケモンは、モンスターボールを投げても捕獲率が低く、
また出会うまでに達成しなければならない条件が困難だったりします。
また、BW2には、そもそも多くのポケモンがBW2には自然登場しません。
過去作からポケモンを輸送したりしないと、図鑑の完成が不可能です。

また、図鑑の完成は目指していなくても、ゲンガーなどバトルで活躍するポケモンもBW2には登場しないため、やり込み要素のクリアも難しくなっています。
発売当時のプレイ環境であれば周りにBW2をプレイしている人が大勢いて、ポケモン交換のハードルも低かったかもしれません。
ですが、BW2のみでポケモンを揃えられないという仕様は、現代ではポケモンの入手が非常にハードになってしまっていることが残念ポイントです。
BW2おすすめの遊び方

BW2をより楽しむ方法を2つご紹介します!
1|BWをプレイする

BW2はBWの続編です。
一応「BW2からプレイしても楽しめる」とはうたわれています。
ですが、やはりBWのシナリオを知ったうえでBW2をプレイした方が、一層ストーリーを楽しめます!
BWは中古価格もそこまで高騰しておらず、ひと通りクリアするだけならストーリーのボリュームも手頃です。
サクッとプレイすることをおすすめします。
2|サブの3DSやソフトを準備する

BW2をプレイする3DS以外に、もう一台3DSとポケモンソフトを用意することをおすすめします。
理由は、BW2にはポケモンの交換(輸送)して、図鑑を埋めることで発生するイベントがあるためです。
また、ポケモン交換を活用すれば、やり込み要素のクリアも楽です。
ただし、2022年に自分以外のBW2プレーヤーを探して交換するのは困難なため、ご自身でサブの3DSとポケモンソフトを保有することを推奨します。
用意するポケモンソフトは、BWかプラチナあたりがおすすめです。
ちなみにBW2はニンテンドーDSでも遊べますが、せっかくならDSソフトも3DSソフトも遊べるニンテンドー3DSを選びましょう。

BWはBW2とポケモンの無線通信が可能です。
プラチナは「ポケシフター」というミニゲームを利用することで、BW2にポケモンを連れてくることができます!
3|中古で購入する
「ポケットモンスター」シリーズの特徴として、過去作の新品ソフトは高騰する傾向にあります。
そのため、今から遊ぶには中古ソフトを購入することをオススメします。
Amazonでは該当商品のページに行くと新品商品の金額が表示されがちです。
購入する際は、新品か中古か選択を間違えないように注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、2022年にプレイしても楽しめるBW2の魅力をご紹介しました。
確かにBW2はポケモンXY以降の作品と比べると、お世辞にも美麗なグラフィックはありません。
ましてや、「少し不親切なのでは?」と感じてしまうシステムも多々あります。
ですが、独特のストーリーや充実のやり込み要素など、DS最後のポケモン作品としての魅力がぎっしり詰まった作品です。
最新作だけではなく過去作もプレイしてみたいという方は、ぜひBW2を選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?
今回も最後までありがとうございました。