【ポケモンダブルバトルの始め方】パート1|育成に必要な知識!努力値・個体値・種族値を初心者向けに解説

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迷える子羊
迷える子羊

ポケモンバトル始めてみたい!ポケモンを強く育てるにはどうすればいいの?

「バトルに勝てる強いポケモンの育成のやり方がわからない! 」こう感じたことはありませんか?

ポケモンの育成方法を理解するためには、ポケモンの能力値がどのように決まるか知ることが必要です。

ただしポケモンの能力値の決定方法を正確に理解するのは、計算式を用いるため少し難解(めんどくさいw)です。

おまけに計算には、公式の攻略本にも載っていない隠しステータスを使います。

そこで今回は「バトルを始めるならこれだけ知っていれば大丈夫!」という部分に絞って、ポケモンの育成の仕組みをご紹介します。

私もザックリと覚えてランクバトルを始めましたが、無事マスターランクに到達することができました。

この記事の内容は、ポケモンソード&シールドのランクバトルを始めるための情報ということを前提にしてます。

パート1とパート2の二記事構成になっています!

パート2はパート1よりも実践的な内容になっています。

補足(2022年12月8日追記)

本記事の内容は、現時点最新作である「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」の発売以前に執筆したものです。

一部ゲーム画面のピクチャを掲載しておりますが、「ポケットモンスターソード・シールド」のプレイ画面になりますのでご了承ください。

なお、紹介している内容につきましては、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」でも基本的には共通している知識です。

もろもろ、ご理解の上お読みいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

ポケモンには非公式の隠しステータスがある

ポケモンには公表されていない以下の3種の隠しステータスがあります。

  1. 種族値(しゅぞくち)
  2. 個体値(こたいち)
  3. 努力値(どりょくち)

これら3つの隠しステータスとポケモンの「のうりょくち(以降、能力値)」が決まります。

さらにポケモンの性格もポケモンの能力値に影響します。

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ポケモンを強く育てるためには、この3種のステータスの役割を理解する必要があります。

ここからは3種の隠しステータスの概要と、性格の役割を紹介していきます。

【隠しステータス1】種族値

ポケモンの種類ごとに、種族値というステータスがあります。     

おそらく誰しも「リザードンはカビゴンよりも素早い」というイメージがあるのではないでしょうか。

そのイメージ実数値が種族値です。

その実数値が種族値です。

ちなみにポケモンの公式ホームページにも大体の種族値が紹介されています。

出典:ポケットモンスター公式HP
公表されていないリザードンの種族値

HP:78

こうげき:84

ぼうぎょ:78

とくこう:109

とくぼう:85

すばやさ:100

出典:ポケットモンスター公式HP
公表されていないカビゴンの種族値

HP:160

こうげき:110

ぼうぎょ:65

とくこう:65

とくぼう:110

すばやさ:30

種族値はいわばポケモンの種類ごとの個性です。

リザードンとカビゴンには素早さの種族値に大きな開きがあり、カビゴンの素早さをどれだけ高めようともリザードンの素早さには勝りません。

極端な例で言えば、チーターと人間の走る速さの違いのようなものです。

【隠しステータス2】個体値

ポケモン1体ずつに個体値というステータスがあります。

同じポケモンの種類同士でも、個体値にはバラつきがあります。

同レベルの野生カビゴンを2体ゲットしときに、その2体の能力値が違うのは個体値が異なるためです。

カビゴン1
カビゴン2

↑ 同じレベルのカビゴンを2匹ゲットしましたが、能力値はご覧のとおり違います。

個体値はいわば生まれながらの才能みたいなもので、ポケモン1体1体の個性です。

同じように生活している人間同士でも、もともとの地頭のよさや力の強さが違うイメージです。

個体値はHPや攻撃など、それぞれの能力に0〜31の実数値として割り振られます。

個体値は数が大きいほどその能力値が高くなります。

基本的に強いポケモンというのはHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの全ての能力の個体値が31の個体です。

ただしほとんどの場合、0〜31のうち個体値がいくつに決定するかはランダムです。

そのランダムの値が決まるタイミングは、野生ポケモンであれば出会った瞬間になります。

タマゴは受け取ったときに個体値が決定します。

理想の個体値のポケモンをゲットするのは、なかなか大変です。。。

まそっち
まそっち

ちなみに詳しくは後で説明しますが、個体値は後から伸ばすことは可能です。

下げることはできないよ!

【隠しステータス3】努力値

ポケモンを倒したときに、経験値と一緒にもらえる隠し数値を種族値といいます。

経験値はゲーム画面上に獲得した値が表記されますが、努力値はこっそりとポケモンに付与されています。

ポケモン倒したときのゲーム画面

努力値の付与上限はポケモン1匹に最大510までです。

ただし能力1つに対して配分できる努力値は最大252になります。

努力値が多く配分されるほどその能力は強く育ちます。

仮に努力値を人間界に置き換えるなら、テスト前の勉強時間といっていいでしょう。

国・数・英・理・社のうち、どの科目の点数を伸ばすか、限られている勉強時間の割り振りのようなものです。

努力値の配分の例を1つ紹介します。

できるだけ特攻と素早さを伸ばしたいときの努力値配分例

とくこう:252

すばやさ:252

その他の能力:余りの6

できるだけ特攻と素早さを伸ばしたいなら 努力値を特攻と素早さに252ずつ配分して、余りの6は他の能力にまわす。

というのがよくある努力値の配分パターンです。

また努力値は4ずつ、レベルアップのたびに能力値に反映されます。

つまり努力値をムダなく配分するためには、努力値が4の倍数になるようにしなければなりません。

そのためポケモン1体に最大510まで努力値を配分できるものの、有効なのは4の倍数である508までです。

余りの2はムダになります笑

努力値の主な稼ぎ方は後ほど説明します。

性格について

ポケモンには25種類の性格があり、ポケモン1体につき1つの性格です

性格によりHP以外の各能力の値に補正がかかります。

補正の種類は次の3種です。

性格による能力値の補正パターン
  • 能力値を1.1倍する
  • 能力値を0.9倍する
  • 補正なし

たとえば「いじっぱり」という性格であれば攻撃に1.1倍、特攻に0.9倍の補正がかかります。

通常、性格による補正は5つの能力のどれかが1.1倍されて、残りの4つの能力のどれか0.9倍になります。

例外として25の性格のうち5つは、どの能力にも補正がかかりません。

(注:補正がない性格=てれや、がんばりや、すなお、きまぐれ、まじめ)

バトルを始めるため最低限知っておきたいこと

ここまでザックリと種族値、個体値、努力値、性格について説明しました。

ポケモンを効率よく育成するためのに、上記4項目の細かい仕様をもうちょっと紹介します。

「バトルに向けてこれだけ知っていれば及第点!」というくらいの内容に厳選しています。

「厳選」とは

ポケモンファンの中でよく「厳選」という言葉を使います。

厳選とは、理想的な個体値や性格のポケモンを野生で捕まえたり、タマゴから孵化させたりする作業のことです。

個体値や性格は運によって決まるので、自分が望んでいるステータスのポケモンと出会うまで粘る必要があるからです。

性格を厳選することを「性格厳選」といったりします。

ステータスに限らず色違いのポケモンを厳選するときは「色厳選」とも表現します。

↓ ちなみに、このようにダイゴくんもチャンピオン業のかたわら、色厳選しております。

個体値は後天的に伸ばすことができる

ポケモンの個体値は基本的に、野生で出会ったとき、またはタマゴを受け取ったときでした。

つまり個体値の高いポケモン(=強いポケモン)を手に入れるには運が絡んできます。

迷える子羊
迷える子羊

それって、めっちゃめんどくさくない?

ご安心を!

ポケモン剣盾では以下の条件を満たせば個体値を最大値の31に伸ばすことができます。

個体値を後から31にするための条件
  • ポケモンをレベル100にする(ポケモンスカーレット・バイオレットではレベル50)
  • アイテムの「きんのおうかん(金の王冠)」か「ぎんのおうかん(銀の王冠)」を特定の場所で使って「すごいとっくん(凄い特訓)」をする

金の王冠であれば全部の能力の個体値をMAXまで上げられます。

銀の王冠であれば6つの能力のうち、任意の1つの個体値をMAXまで上げられます。

凄い特訓ができる場所は、剣盾であればバトルタワーの建物内の右奥にいる男性です。
(注:「スカーレット・バイオレット」では、フリッジタウンのポケモンセンターのすぐ近くにいるユキノオーを連れている人)

バトルタワー入って右側の男

性格の能力補正パターンは全てを覚える必要はない

ポケモンには全部で25種の性格があります。

それぞれの性格がどの能力に上昇補正がかかって、どの能力に加工はお精がかかるかといったパターンを全て覚える必要はありません。

たとえば「攻撃を1.1倍補正できる性格ってなんだっけ?」となった場合、そのつど性格の補正パターン表を確認すれば大丈夫です。

性格の補正パターン表は各サイトがきれいにまとめてくれています。

参考:ポケモン徹底攻略

性格は変わらないが補正のかかり方は変えられる

ポケモンの性格は一度決まったら変更することはできません。

ただし、ステータスの補正のかかり方は「ミント」というアイテムで変更することができます。

たとえば性格「いじっぱり」は攻撃に1.1倍、特攻に0.9倍の補正がかかる性格です。

でも「ひかえめミント」を使えば性格はいじっぱりのままに、特攻に1.1倍、攻撃に0.9倍の補正に変更できます。

つまり「〇〇ミント」の〇〇の部分に対応した能力補正にチェンジ可能です。

(注:「ひかえめ」は特攻に1.1倍、攻撃に0.9倍の補正がかかる性格)

ミントが登場したのはポケモン剣盾からです。

実質、自分んが望んでいる性格のポケモンを厳選することはなくなりました。

厳選の時間がもったいないからアイテムで解決するのがおすすめです。

ちなみにミントがもらえるのは、バトルタワーの左側のお姉さんです。

お姉さんに話しかけ各〇〇ミントの効果を見れば、いちいち覚えてなくても各性格の補正パターンを確認できます。

(注:「スカーレット・バイオレット」では、ミントの入手条件は異なります。テラレイドバトルで勝利してドロップアイテムとして入手するなど。)

バトルタワー入って左側の女の人

ポケモンをレベル50まで育てる必要はない。

ランクバトルで使用するポケモンはレベル50に統一されます。

レベル100まで育てたからといっても、ステータスはレベル50相当に調整されます。

逆もしかりで、レベル50まで育てなくてもOKです。

仮にレベル50未満だとしても、配分された努力値が自動的に加味されてレベル50のステータスに調整されます。

ただし、進化はさせなければダメです。

レベル50未満のヒトカゲをランクバトルで使用したらヒトカゲのままです。

必ず使用したいポケモンまで進化させる必要があります。

リザードンを使いたければ、最低でもレベル36まで育てましょう。

(注:リザードはレベル36でリザードンに進化)

努力値を稼ぐ方法

努力値の稼ぎ方は主に以下の3つあります。

  1. ポケモンを倒す
  2. アイテムを使う
  3. イベントを利用する

1つめはポケモンを倒すことです。

前述したとおり、ポケモンを倒すと経験値と努力値がもらえます。

もらえる努力値の種類や量はどのポケモンを倒したかによって変わります。

たとえばピカチュウを倒すと素早さに+2の努力値が配分されますが、イーブイを倒すと特防に+1の努力値が配分されます。

このときポケモン剣盾の場合、バトルに参加したポケモンだけじゃなくて、手持ちのポケモン全員に努力値が配分されるので注意が必要です。

ただしポケモン剣盾ではポケモンを倒して努力値を稼ぐ方法はあまり使われてません。

上限の508の努力値を稼ぐためには、たくさんのポケモンを倒さなきゃならなくて、時間がかかるからです。

一番メジャーな稼ぎ方は2つめの方法です↓。

2つめはアイテムを使うことです。

「えいようドリンク」というアイテムを使えば、特定の能力に+10の努力値が配分されます。

ちなみにゲーム内では努力値のことを「基礎ポイント」と表現しています。

ドリンク系アイテムはショップなどで購入可能です。

各ドリンクの効果

・マックスアップ→HPに+10 の努力値(基礎ポイント)

・タウリン→攻撃に+10 の努力値(基礎ポイント)

・ブロムへキシン→防御に+10 の努力値(基礎ポイント)

・リゾチウム→特攻に+10 の努力値(基礎ポイント)

・キトサン→特防に+10 の努力値(基礎ポイント)

・インドメタシン→素早さに+10の努力値(基礎ポイント)

他にも「ハネ」というアイテムを使えば、特定の能力に+1の努力値が配分されます。

ハネ系アイテムはフィールド上に落ちていることが多いです。

各ハネの効果

・たいりょくのハネ→HPに+1 の努力値(基礎ポイント)

・きんりょくのハネ→攻撃に+1 の努力値(基礎ポイント)

・ていこうのハネ→防御に+1 の努力値(基礎ポイント)

・ちりょくのハネ→特攻に+1 の努力値(基礎ポイント)

・せいしんのハネ→特防に+1 の努力値(基礎ポイント)

・しゅんぱつのハネ→素早に+1 の努力値(基礎ポイント)

ランクバトル用のポケモンに努力値を配分するときに用いる手法は、アイテムを使うことがほとんどです。

ポケモンを倒して努力値稼ぎをするプレイヤーはほとんどいません。

(だいぶ信頼できる個人の感覚)

理由としては時間も労力もかかるからです。

ゲーム内のお金さえ稼いでしまえばドリンクはいくらでも購入できます。

ポケモン剣盾では、お金稼ぎも過去作と比べてだいぶ簡単になっています。

ドリンクを25個(努力値250)&ハネ2個(努力値2)を使って、1つの能力の上限値まで努力値を振るのがよくあるやり方です。

3つめのイベントで稼ぐ方法は「ポケジョブ」を利用することです。

(注:「ポケジョブ」は、ポケモン剣盾限定の機能です。)

ポケモンにアルバイトみたいな仕事をさせて、報酬としてお金や努力値をゲットする方法です。

お金がなくても稼ぐことができるのはメリットなんですが、時間がかかります。

ポケジョブの報酬は、現実時間で経過した時間に比例します。

数時間ポケジョブをさせても、もらえる努力値の量は10にも満たないので、利用しなくていいと思います。

ポケジョブをさせるくらいだったら、トレーナーを倒してお金稼ぎしたほうがオススメです。

まとめ

今回はランクバトルで使用したいポケモンを育成するときに、最低限知っておきたい知識として努力値・個体値・種族値といった隠しステータスを中心に説明しました。

次回パート2は実際にランクバトルに使用するポケモンの、もう少し実践的な育成知識をご紹介します。

次回の記事を読んでいただければ、マスターボール級になるための最低限の育成知識が身につきますよ。

ぜひご覧になってみてください。

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