【ポケモンダブルバトルの始め方】シングルバトルとの違いを初心者に向けて分かりやすく解説

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迷える子羊
迷える子羊

ポケモンのダブルバトルに挑戦したいけど、シングルよりも難しそう。

そもそも、なにが違うの?

こんなことは思ったことはありませんか。

確かにポケモンのダブルバトルは、フィールドに4体もポケモンいるし、ルールも複雑そうですよね。

でも、基本的なルールはシングルバトルと変わりません。

いくつかあるシングルバトルとの違いを覚えて、ダブルバトルもプレイできるようになればポケモンの遊びの幅がグッと広がります。

なにより、ダブルバトルは戦術性がとても高いルールなので、とても面白いです。

そこで今回は、ポケモンダブルバトル初心者の方に向けて、ダブルバトルとシングルバトルの共通点と相違点を説明します。

この記事を読んでいただければ、ダブルバトルの概要が分かるので、スムーズにダブルバトル始められます。

ダブルバトルの魅力もお伝えしているので、きっとダブルを始めたくなりますよ!

(注:この記事で紹介する内容は、『ポケットモンスター ソード・シールド』の「バトルスタジアム」機能で遊べる「ランクバトル」のルールを前提としています。)

補足(2022年12月8日追記)

本記事の内容は、現時点最新作である「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」の発売以前に執筆したものです。

一部ゲーム画面のピクチャを掲載しておりますが、「ポケットモンスターソード・シールド」のプレイ画面になりますのでご了承ください。

なお、紹介している内容につきましては、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」でも基本的には共通している知識になっています。

もろもろ、ご理解の上お読みいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

ランクバトルの前提ルール!シングルとダブルの共通部分

まず、シングル・ダブルバトル共通のランクバトルのルールを説明します。

ランクバトルを遊ぶ場合は、インターネット環境などの条件がいくつか必要になります。

詳しくは下記をご確認ください。

「バトルスタジアム」で世界中のポケモントレーナーに挑もう

ここからは「ダブルバトル」は「ダブル」、「シングルバトル」は「シングル」と略します。

6体までのポケモンを育成してパーティを組む!その中からバトルに出すポケモンを選ぶ

まず、下準備として、シングルであれば3〜6体、ダブルであれば4〜6体のポケモンのパーティ(チーム)を組みます。

次に、ゲーム画面上で「ランクバトル」を選択して、オンライン上で対戦相手のマッチングを行います。

マッチングしたら、お互いのパーティのポケモンを見せ合います。

このとき、選出するポケモンの数は、シングルであれば3体、ダブルであれば4体です。

ポイントは、相手が特に初手で出してくるポケモンを読んで、そのポケモンに有利な自分のポケモンを選出すること。

相手構成を見て、使ってくるであろう戦術を推測し、それに対応できるような自分のポケモンを選びましょう。

まそっち
まそっち

ちなみに、パーティは最大で6体です。

あえて5体以下のパーティを組んだりして、選出の幅を狭くしないほうがいいです。

1ターンに1体ずつ指示を出す

シングル・ダブル共通で、1ターンに1体のポケモンにつき、1回ずつポケモンの行動を選択できます。

選択内容としては、次の2つ。

  • 技を出す
  • 控えのポケモンと入れ替える

技を出して相手のポケモンにダメージを与えたり、相手のポケモンに有効打がないなら控えのポケモンと交代させたりします。

最善手を考えるわけですが、自分が満足するまで永遠に悩んでいいわけではありません。

行動の選択には制限時間があります。

そのポケモンバトルの制限時間について、次からご説明します。

時間制限がある!自分の持ち時間が切れたら負け

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前項で少し触れましたが、ポケモンのランクバトルには、4つの制限時間があります。

  1. ポケモン選択時間:90秒
  2. 1ターンあたりの選択時間:45秒
  3. プレーヤーごとの持ち時間:最大7分
  4. 総合時間:最大20分

1番目は、パーティの見せ合い時間です。

90秒のうちにポケモンを選択できないと、自動で上から順にポケモンが選出されてしまいます。

2番目は、ポケモンの行動選択をするに対しての1ターンごとの時間です。

45秒以内に、ポケモンの技や控えと交換するかを決めます。

3番目は、全てのターンを通しての自分の持ち時間です。

毎ターン技選択やポケモン交換をどうするかを考えすぎて、その合計時間が7分を超えてしまうと、自分の負けになります。

1試合の時間が長引きそうなとき、45秒をフルに使いすぎると、持ち時間切れになる可能性があるので注意が必要です。

4番目は、1試合を通しての最大の制限時間です。

総合時間には、ポケモンの行動選択の時間、ポケモンの技や交換のときのエフェクトを見る時間といった全てが含まれています。

仮に勝敗がつく前に総合時間が終わってしまった場合、生き残っているポケモンのHPの総量で勝敗が決まります。

「選出したポケモン全員のポケモンのHPの総量」に対して、「生き残っているポケモンのHPの総量」がの割合が大きいほうが勝ちになります。

生き残っているポケモンが相手は2体に対して、自分は1体であっても、選出したポケモン全員のHPの総量に占める割合が多ければ勝ちです。

総合時間切れが予想される場合は、どれだけ自分のポケモンのHPを残せるかどうかが勝敗を分けます。

【レギュレーション面】ダブルがシングルと違うところ

シングルとダブルの違いには、大きく以下の2種類があると思っています。

  1. レギュレーション面:戦わせるポケモンの数や技の仕様など
  2. 傾向面:ダブルの戦い方の特徴や魅力

これら2つは私が勝手に分類しただけですが、この2種類に分けてダブルとシングルの違いをご紹介します。

まずは、レギュレーション面からです。

4体選出して2対2のバトルをする

ダブルでは、ポケモン6体のパーティから4体を選出します。

シングルは6体のうち3体選出なので、ダブルは1体多くなります。

フィールドには、自分と相手のポケモンが2体ずつ向かい合う状態になります。

1ターンに2体のポケモンに指示を出す!

ダブルは、1ターン中に2回の行動選択をします。

フィールドに味方の2体のポケモンがいるので、1回ずつ指示して合計2回です。

シングルはポケモンが1体なので、1ターンに1回分の行動選択をします。

シングルの場合、1ターンの自分と相手の行動パターンは約16通り(自分のポケモン技4種×相手ポケモンの技4種)です。

一方でダブルの場合、1ターンの自分と相手の行動パターンは約256通り(自分のポケモンAの技4種×自分のポケモンのB技4種×相手ポケモンCの技4種×相手ポケモンDの技4種)です。

(注:ポケモン交換などの選択肢もあるため、あくまで目安)

ダブルバトルは行動のバリエーションがシングルよりも多くなります。

技の対象も選ぶ

ダブルでは、技の効果を及ぼす対象を選ぶ必要があります。

たとえば、シングルであれば、技の「かえんほうしゃ(以降、火炎放射)」を指示した場合、技の効果は相手のポケモン1体と自動的に決まります。

ダブルの場合は、相手ポケモンが2体なので、そのうちどちらに「火炎放射」のダメージを与えるか選択します。

(注:相手が控えのポケモンと交換する可能性もあるため、正確に表現するなら、自分から見て右側のポケモンか左側のポケモンかを選択)

技の範囲が変わる

数ある技の中に、シングルで使う場合とダブルで使う場合とで、威力や範囲が変わるものがあります。

たとえば「ねっぷう(以降、、熱風)」や「じしん(以降、地震)」です。

シングルの場合、この2つの技は相手のポケモン一体に対してダメージを与える効果があります。

ダブルの場合、この2つの技は「全体技」と呼ばれるものに変化します。

「熱風」は、相手2体を攻撃する技になります。

「地震」は、この技を繰り出すポケモン以外の全てのポケモン(味方のポケモンを含む最大3体)にダメージを与えます。

相手のポケモン2体に一度にダメージを与えることができれば勝負を有利に進められます。

ダブルでは、全体技を使いこなすかどうかが勝敗を分けます。

技の威力が変わる

シングルで使う場合とダブルで使う場合とで、威力や範囲が変わる技があります。

先ほど例に出した「熱風」の技の威力は95ですが、これは相手のポケモン1体を攻撃した場合です。

ダブルの場合、「熱風」は全体技なので相手2体を攻撃対象とします。

味方ポケモンを含む2体以上にダメージを与えるとき、全体技の威力は0.75倍になります。

つまり、「熱風」の威力は、71.25(90×0.75)に下がります。

ちなみに、ダブルの場合でも相手のポケモンが残り1体のとき、「熱風」の威力は95に戻ります。

まそっち
まそっち

よく「シングルダメージだから、威力は0.75倍から1倍に戻る」なんて表現したりします。

ダブル専用の特性がある

ポケモンの技の中にはダブルでしか効果を発揮しないものがあります。

主なダブル専用技は、以下のようなものがあります。

  • 「てだすけ」:使用したターンの味方の技の威力を1.5倍にする。
  • 「このゆびとまれ」:使用したターンの間、相手の技をすべて自分が受ける。全体技には無効。
  • 「かふんだんご」:味方を対象とした場合、味方のHPを最大HPの1/2回復。相手を対象とした場合、威力90の攻撃技。

「かふんだんご」はシングルでも、通常の攻撃技として使えます。味方を対象とした回復の効果はダブル専用です。

ちなみに、先ほどご紹介した「熱風」や「地震」は、ダブル専用技ではありません。

シングルでも使える、通常の攻撃技です。

ダブル専用の特性がある

ポケモンの特性の中に、ダブルバトルのみ効果を発揮するものがあります。

主なダブル専用特性は、以下です。

  • 「フレンドガード」:場にいる限り、自分以外の味方が受けるダメージを0.75倍にする。
  • 「テレパシー」:味方からの攻撃を受けない。

「テレパシー」は結構便利な特性です。

先ほど紹介した「地震」は、味方を巻き込んで攻撃してしまうというデメリットがありました。

でも、味方ポケモンの特性が「テレパシー」であれば、そのポケモンだけ「地震」のダメージを受けずに済みます。

ちなみに、味方のポケモンの特性が「テレパシー」だと、「かふんだんご」の味方を回復する効果も打ち消されてしまいます。

まそっち
まそっち

この「かふんだんご」の性質を知らなかった私は、実際のバトルでミスって勝負に負けました笑

ダブルバトルだと使い勝手が良くなる特性がある

前項ではダブルだけでしか効果をなさない特性を紹介しました。

ここでは、シングルでも使える特性だけど、ダブルだとなおさら強力になる特性を紹介します。

  • 「よびみず」:水タイプの技の攻撃対象になるとダメージを受けずに、『とくこう』ランクが1段階上がる。ダブルのときは、自分以外の全てのポケモンの水タイプの単体攻撃技の攻撃対象が自分になる。
  • 「ひらいしん」:電気タイプの技攻撃対象になるとダメージを受けずに、『とくこう』ランクが1段階上がる。ダブルのときは、自分以外の全てのポケモンの電気タイプの単体攻撃技の攻撃対象が自分になる。
特性が「よびみず」のトリトドン 出典:ポケモンセンターオンライン

たとえば、相手ポケモンCが、味方ポケモンAに「みずでっぽう」(水タイプ技)を使用してきたとします。

このとき、味方ポケモンBの特性が「よびみず」だったら、味方ポケモンAへの「みずでっぽう」を無効化することができます。

さらに、味方ポケモンBの「とくこう」の能力値が1.5倍にアップします。

イメージとしては、相手の水技を味方ポケモンCが吸収した状態です。

こういった状況のことを「特性「よびみず」で相手の水技を吸い寄せる」なんて表現します。

まそっち
まそっち

相手の攻撃を無効化しつつ、こちらの攻撃力を上げるので、ダブルでは非常に強力な特性になっています。

【傾向面】ダブルがシングルと違うところ(ダブルの魅力)

ここからは私が実際にプレイして感じた、ダブルの特徴や魅力をご紹介したいと思います。

ダブルはスリリング!シングルは長期戦も多い

ダブルバトルは主に相手にダメージを与える「アタッカー役」と、味方のポケモンの行動を補佐する「サポート役」にポケモンの役割を分けることが多いです。

サポート役が、アタッカー役の攻撃力を高める技を使用すれば、初手から高火力な技を繰り出せます。

たとえば、1ターン目に味方ポケモンの「てだすけ(使用したターンの味方の技の威力を1.5倍)」を受けて、隣のポケモンが相手に威力の高い全体技を出すことも可能です。

相手ポケモンに先制して行動できれば、無傷で1ターン目から相手2体を気絶状態にできたりします。

ちなみに相手ポケモンより早く行動する条件はこちらの記事で紹介しています。

ダブルは1ターン目から相手のパーティを壊滅させるほどの攻撃をすることができるので、とてもスリリングです。

戦いの主導権を相手に握られないためにも、初手からヒリヒリするような深い読み合いを楽しめます。

シングルの場合、仮に1ターン目で相手(3分の1体)を気絶させたとしても残り2体が残っていまだ勝負は決まらりません。

また、シングルでは「受けポケモン」という役割のポケモンが多く採用されます。

「受けポケモン」とは、タイプ相性を駆使して、相手からの攻撃をできるだけ低いダメージで受けることを役割としたポケモンです。

シングルでは、味方のサポートを受けて瞬間的高火力が出ないぶん、タイプ相性やポケモン交代、回復技を駆使すれば相手の技を受けきることが可能なのです。

攻撃を受け流している間に、相手を状態異常(麻痺や毒など)にして長期戦に持ち込むことはよくあります。

そのため、シングルはTODになることも多いです。

(注:「TOD」=「time over death」の略。試合時間切れで、生き残ったポケモンのHPの量で勝敗が決まること)

なので、個人的に時間のない社会人にはダブルバトルがオススメです。

ダブルバトルはTODになることはあまりなく、同じ時間プレイしても、シングルより試合数をこなすことができるからです。 試合数をこなせれば、上達も早いです。

「まもる」が勝負の鍵!深い読み合いがクセになる

前述したとおり、ダブルは攻撃に瞬間的な火力が出ます。

相手からの攻撃を凌いで、戦況を好転させるためにも「まもる(以降、守る)」が多用されます。 

  • 「守る」:使用したターンの間、相手の技を受けない。連続で使うと成功率が1/3になる。

たとえば、味方ポケモンAが相手ポケモンCに攻撃されると、一撃で倒されてしまうと仮定します。

そのとき、Aが「守る」を使用して攻撃を無効化できれば、その間に味方ポケモンBでCを倒すといった立ち回りができます。

また、味方Bが「地震」使用するターンに、味方Aが「守る」をしていれば、相手2体のみにダメージを与えるといった使い方もできます。

このように、ダブルでは「守る」を使った戦略が多くあり、この技を搭載しているポケモンもシングルに比べて多いです。

「守る」の採用率の高さが、ダブルの戦略性や読み合いの重要性を高めているのです。

まそっち
まそっち

逆に相手の「守る」を読み切って、うまく立ち回ったときはすごく気持ちいい!笑

不利な状況から逆転できる!(こともある)

ダブルバトルでは指示するポケモンの数が多いので、シングルに比べて1ターンに取れる行動の幅が広いです。

そのため、不利な状況に追い込まれても、数ある行動の選択肢の中から自分に有利なものを選び続ければ、逆転することも可能です。

先ほどご紹介した、「守る」を使っている間に、隣のポケモンで逆転の糸口となる行動をする、というのもダブルならではの戦略です。

公式の大会が多い!世界大会までつながっている

出典:ポケモンジャパンシップ2022公式サイト

ダブルは、シングルに比べて公式の大会が多いです。

ポケモンはテレビゲームやカードゲームを種目として基本的に毎年、公式の世界大会が開催されています。

(注:ポケモン剣盾が発売されてからは、コロナの影響もあるため、開催されていない年あり。)

そして、その世界大会の出場権をかけた予選も毎年開催されます。

世界大会までの主な流れは以下とおりです 。

  1. 全国大会の出場権をかけた予選大会(インターネット上で複数回実施。一定の条件を満たせば誰でも参加可能)
  2. 世界大会の出場権をかけた、①で予選を通過した選手による全国大会
  3. ②で出場資格を獲得した選手による世界大会

シングルの公式大会も開催されますが、上位大会に続くものは少ないです。

シングルは競技人口も多いため、個人が参加者を募って開催するオフ大会がたくさんあります。

でも、個人的にシングルのゲーム仲間がいないと、そもそも大会の存在を知ることができなかったりします。

人見知りな方には、参加のハードルが高くなりがちです。

ダブルの場合は、ゲームの開発元が公式大会の開催をお知らせしてくれます。

インターネット大会であれば参加ハードルも低く、ダブルはランクバトル以外でも、気軽に腕試しをする場があるのが魅力です。

まとめ

今回はポケモンのダブルを始めることを検討している方に向けて、シングルとの共通点と相違点、そしてダブルの魅力についてご紹介しました。

私自身、ダブルを中心にプレイしているので、少しダブル寄りな紹介になったかもしれませんがご了承ください笑

細かく取り上げると、シングルとダブルの違いはたくさんありますが、ベースはどちらも同じです。

ポケモンのストーリーをプレイしたことがあるなら数回ダブルバトルをこなせば、すぐに慣れます。

「難しそう」と億劫にならずにぜひ挑戦してみてください!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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