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先日、リサイクルショップでこんなものを見つけました。

ポケモンの「プラコロ」という玩具です。
20世紀後半に発売されたポケモンのおもちゃです(おそらく1998年ごろ)。
そもそもポケモンゲーム「赤・緑」の発売が1996年なので、プラコロはポケモン黎明期の玩具ということになります。
当時、小学校低学年だった私も買って遊んだ記憶があります。
今回の記事は「プラコロ」のルールや実際に遊んでみた様子をご紹介します。
「プラコロのルールを知りたい!」
「プラコロの遊び方を思い出してみたい!」
このように思っている方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
プラコロとは?

冒頭でも触れましたが、「プラコロ」は、20世紀後半に発売されたポケモンの玩具です。
サイコロのように6面体になっているポケモンのフィギュアと、サイコロを3つ使って相手とポケモンの技を出し合って遊びます。
発売当初はピカチュウといった、いわゆる「人気ポケモン」以外にも色々なポケモンのプラコロが発売されました。
ちゃっかりコレクション性も兼ね備えており、子供のお財布事情には決して優しくないおもちゃです。

プラコロはサイコロなどの道具を自分で組み立てるといった「プラモデル」の要素もあります。
「プラモデル」×「サイコロ」ということで「プラコロ」という名称になっているのです。
ポケモンの玩具というと、今でも人気な「モンコレ」などを手がけているタカラトミーが有名ですが、「プラコロ」はバンダイが製造元です。
なお、写真の商品パッケージのポケモンフィギュアはフルカラーですが、実際の商品は単色です。
子どもの頃、買ってきて家で開封したときにちょっとガッカリした記憶もあります。
プラコロのルールや遊ぶまでの流れ

プラコロを遊ぶために必要なアイテムや、プラコロのルールを解説します。
1 ゲームに必要なものを準備

プラコロを遊ぶためには、主に以下の4つのアイテムが必要です。
- キャラコロ1個
- エネコロ3個
- 技カード4枚
- ライフカウンター1個
上記のアイテムはもちろん、プラコロは対戦形式の玩具なので対戦相手もいなければなりません。
2 先攻後攻を決める
次にライフカウンターを120にセットしてから、ジャンケンで先攻後攻を決めます。
ライフカウンターとは、自分や相手のヒットポイントを計測するアイテムです。
3 ワザの宣言

続いて、ワザカードを1枚出してワザを宣言します。
同じワザカードを連続で出してはいけません。
毎回取り替える必要があります。
それぞれのワザによって成功する難易度が(極端に)違います。
サイコロの目が出る確率が低い技になればなるほど強力な技になります。
成功率を優先して威力の低いワザにするのか、または成功率が低くても威力の高い技で勝負を決めにいくのかという駆け引きを楽しむのがプラコロです。
4 サイコロをふる
キャラコロ1個(ポケモンのフィギュア)とエネコロ3個を同時にふります。
ちなみに、同時ふっても、1個ずつふっても確率は一緒です。
おそらくテンポの問題です。一緒にふったほうが、対戦にリズムが出て臨場感が出るためでしょう。

5 出た目をチェック
出た目をチェックしてワザの発動条件を満たしているかどうか確認します。
たとえば、カイロスの「ハサミでつく」を成功させるには、サイコロで2つ以上「草」の目を出す必要があります。

上の写真の場合ですと、「草」の目が3つ出ているので成功です。
発動条件となっている目の数より多い場合もワザの成功となります。
さらに、ワザが成功した際、キャラコロの向きによっては追加効果が発生します。
上の写真の場合ですと、カイロスが机にまっすぐ立っているので、追加で相手に20ダメージを与えることができます。
仮にサイコロの目がワザの発生条件を満たしていなかったら、ターンが相手に移ります。
6 ワザが成功していたらダメージ計算をする
ワザが成功していたら相手のライフにダメージを与えられます。
そのつど与えたダメージ分だけ、ライフカウンター針をセットしなおします。

ちなみに、技の種類によっては単にダメージを与えるだけではなく、特殊効果をはらんでいるものもあります。
たとえば、「次に相手がふるサイコロを1個減らす」とかです。
7 ライフが0になるまで3〜6を繰り返す

相手のライフ減らすために、3〜6の行動を対戦相手と交互に繰り返します。
とにかく交互に攻撃を仕掛ける、シンプルなルールです。
なお、先攻は相手よりも先に攻撃を仕掛けられるため、非常に有利になります。
最初のジャンケンの時点から勝負が始まるのです。
実際にプレイした様子
今回私は「カイロス」を、妻は「ゴースト」を使用して実際にプレイしてみたので、対戦の様子をご紹介します。

公式ルールではワザカードは4枚までですが、せっかくなので付属していたカードは全部使ってみることにしました。
ジャンケンで私が勝ったので、もちろん先攻を選択。
まずは成功確率がそこまで高くない、「ハサミでつく(草の目2つ以上で相手に20ダメージ)」からトライしてみます。
結果は以下の通り↓

見事ワザは成功しましたが、キャラコロの向きが机に対して逆さまなので、自分にも20ダメージです。
自傷しましたww
お互いライフカウンターの目盛りを120から100に減らします。
次に妻のターンです。
妻は最初から大技の「のろい(超タイプの目が3つ以上で、次に相手が使うワザを選ぶことができる)」を繰り出そうとしてきました。
結果は以下の通り↓

失敗です。
ちなみにエネコロ1個には、ポケモンがワザに必要とするタイプの目(カイロスなら草の目)が平均で2つくらいしかありません。
3つ以上の目を出そうとするなら。
「3分の1 × 3分の1 × 3分の1=9分の1」です。
約10回に1回しか成功しません。成功確率が高いワザをコツコツと積み上げていくのが得策です。
以降も私は「ひっかく(草の目1つ以上で10ダメージ)」&「ハサミでつく(草の目2つ以上で相手に20ダメージ)」でコツコツとダメージを与えながら、妻を追い詰めて行きました。
妻は大技ばかり繰り出そうとするのでなかなか成功しません。
追い詰められた妻は、またもや「のろい(超タイプの目が3つ以上で、次に相が使うワザを選ぶことができる)」を選択してきました。
結果は以下の通り↓

まさかの成功です。
おまけにエネコロの向きも「追加で20ダメージ」の条件を満たしていました。
ここから勝負の風向きが変わります。
次の私のターンは、「のろい」の追加効果でほぼ発動が無理なワザを選択させられてしまいます。
そのワザは「ハサミギロチン(草タイプの目6つ以上で相手に100ダメージ)」ですが、そもそも私の持っているエネコロは最高でも5つしか草タイプの目を出せません。
意味不明です。

というのも、プラコロには、エネコロの目を「カスタムチップ」という別の目と交換する要素があります。
より自分のポケモンのワザが成功しやすいエネコロにカスタムできるのです。
ちなみに、カスタムチップは別売りなので、強いエネコロを作るには課金しなければなりません。
勢いに乗った妻は、急にコツコツと成功確率が高いワザ選択にシフトしてきました。
そんなこんなで、お互い残っているライフは私が20で妻が10となり、意外にもバトルが白熱しました。
最後はカイロスの「ひっかく(草タイプに目1つで10ダメ)」が成功して、見事私の勝利です。
やはりコツコツ細かなダメージを積み上げたほうが、勝率が高くなるようです。

1試合に約10分~15分くらいかかりました。
感想
今回は童心に戻って約25年前のポケモン玩具で遊んでみました。
「プラコロ」に対する率直な印象は、「矛盾の多いゲーム」です。
シンプルに殴り合って相手のライフを0にしたら勝ちなのですが、おかしなワザがいっぱいあります。
例えばゴーストの「のろい」の効果です。

「相手が次に使うワザを選択可能」というのは、意味がありません。
相手のライフ0にしなければ勝利できないルールなので、全く勝ちに近づきません。
このほかのおかしなワザの例としては、カイロスの「かたくなる」です。

「次のターンに相手から受けるダメージを30減らす」という効果なので、相手のライフにはノーダメージです。
そんな、ヘンテコな要素がたくさんあるおもちゃでした。
一方で、そんなゆるっとしたおもちゃだから、自由にルールもカスタマイズして遊べるなとも思いました。
今大人気のポケカは色々と洗練されすぎていて、新規参入がちょっとハードル高い。
もちろん、慣れれば奥深さとか戦略性が面白いとは思います。
さらに感じたのは、昔のポケモンのおもちゃは、なぜだか愛着がわくということ。
カイロス顔は非常にブサイクなデザインですが、どこか憎めない可愛らしさがあります。

エネコロもプラスチックの色がクリアカラーだったり、目のプリントも色鮮やかですごくキレイです。
20年以上も前のおもちゃとは思えません。

当時のおもちゃはサイコロをモチーフにしたグッズが多かった気がします。

【まとめ】プラコロはどこで手に入る?ネットでの購入がおすすめ
プラコロは現在Amazon. co.jpなどのオンライサイトで購入できます。
または、メルカリなどのフリマサイトで中古品手に入れるのも一つの手です。
なお、すでに生産が終了しているため、実店舗で新品を購入するのは難しいでしょう。
運が良ければリユースショップで購入できるケースもありますが、一点ものとなるため在庫があるとは限りません。
確実に購入するならAmazon. co.jpやメルカリなど、ネットを利用するのがおすすめです。
レトロなポケモングッズで懐かしい気分を味わいたいなら、プラコロで遊んでみてはいかがでしょうか。