どうもまそっちです。
先日、リサイクルショップでこんなものを見つけました。

知っている方いらっしゃいますか?
ポケモンの「プラコロ」っていう玩具です。
20世紀後半に発売されたポケモンのおもちゃです(おそらく1998年ごろ)。
そもそもポケモンゲーム「赤・緑」の発売が1966年なので、プラコロはポケモン黎明期の玩具ということになります。
当時、小学校低学年だった私も買って遊んだ記憶があります。
つい懐かしさのあまりに買ってしまいましたww
ザ・懐古厨。
ということで、今回の記事は「プラコロ」のルールと、実際に妻と遊んでみた様子をご紹介します。
「誰得?」とかそういうことは気にしません。
完全に趣味の領域です。
もくじ
プラコロとは?

冒頭でも触れましたが、「プラコロ」は、20世紀後半に発売されたポケモンの玩具です。
サイコロのように6面体になっているポケモンのフィギュアと、サイコロを3つ使って相手とポケモンの技を出し合って遊びます。
発売当初はピカチュウといった、いわゆる「人気ポケモン」以外にも色々なポケモンのプラコロが発売されました。
ちゃっかりコレクション性も兼ね備えた、子供のお財布事情には決して優しくないおもちゃでしたww

また、「買ってきてすぐ遊ぶ」とはいかず、サイコロなどの道具を自分で組み立てるといった「プラモデル」の要素もあります。
お気づきだと思いますけど、「プラモデル」×「サイコロ」ということで「プラコロ」となっているわけですね。
ポケモンの玩具というと、今でも人気な「モンコレ」などを手がけているタカラトミーが有名ですが、「プラコロ」はバンダイが製造元です。
さすがプラモデルといえばバンダイ。
ちなみに、写真の商品パッケージのポケモンフィギュアはフルカラーですが、実際の商品は単色です。
子どもの頃、買ってきて家で開封したときにちょっとガッカリした記憶もあります笑
プラコロのルール

まずプラコロで遊ぶには、対戦相手が必要です。
もちろん一人回しもできると思うのですが、当時そんな玄人プラコラーは少なかったと思います。
私を除いて。
※プラコロを持ってる友達が少なかった!
1 ゲームに必要なものを準備

さて、対戦には次のものが必要になります。
- キャラコロ1個
- エネコロ3個
- 技カード4枚
- ライフカウンター1個
これらがないと勝負のフィールドにも上がれません。
なかったらアマゾンかメルカリで購入しましょう!
2 先攻後攻を決める
次にライフカウンターを120にセットして、ジャンケンで先攻後攻を決めます。
私たちアラサー世代はライフといえば8000か2000ですが、プラコロは120です。
ここ大事です。

3 ワザの宣言

続いて、ワザカードを1枚出してワザを宣言します。
同じワザカードを連続で出してはいけません。
毎回取り替える必要があります。
それぞれのワザによって成功する難易度が違います(極端に)。
サイコロの目が出る確率が低い技になればなるほど強力な技になります。
「次にどのワザを出すか?」この駆け引きを楽しむのがプラコロです。
4 サイコロをふる
次に、キャラコロ1個(ポケモンのフィギュア)とエネコロ3個を同時にふります。
ちなみに、同時ふっても、1個ずつふっても確率は一緒です。
テンポの問題です。
一緒にふったほうが、絶対にカッコいいです。

5 出た目をチェック
出た目をチェックしてワザの発動条件を満たしているかどうか確認します。
たとえば、カイロスの「ハサミでつく」を成功させるには、サイコロで2つ以上「草」の目を出す必要があります。

上の写真の場合ですと、「草」の目が3つ出ているので成功です。
発動条件となっている目の数より多い場合もワザの成功となります。
加えて、ワザが成功したときに、キャラコロの向きによっては追加効果が発生します。
上の写真の場合ですと、カイロスが机にまっすぐ立っているので、追加で相手に20ダメージを与えることができます。
仮にサイコロの目がワザの発生条件を満たしていなかったら、ターンが相手に移ります。
6 ワザが成功していたらダメージ計算をする
ワザが成功していたら相手のライフにダメージを与えます。
そのつど、ライフカウンター針をセットしなおします。

ちなみに、技の種類によっては単にダメージを与えるだけではなく、特殊効果をはらんでいるものもあります。
たとえば、「次に相手がふるサイコロを1個減らす」とかです。
7 3〜6を繰り返す
そのまんまです。
自分か相手の命が尽きるまで、3〜6の行動を繰り返します。
プラコロは闇のゲームなので、仮に中断すると両者に「罰ゲーム」が下されます。
嘘です。
8 ライフが0になるまで続ける
そのまんまです。

以上です。
とにかく交互に殴り合うゲームです。
最高にエキサイティングです。
お気づきだと思いますが、100%先攻が有利です。
相手よりも先にワザを出したほうが勝率が上がります。
つまり、最初のジャンケンの時点から勝負が始まります。
シビアです。
実際にプレイしてみた
私がリサイクルショップで購入してきたプラコロは「スピアー」、「ヤドラン」、「カイロス」、「ゴースト」、「ラッキー」。(売ってたの全部買ってきました)
今回私は「カイロス」、妻は「ゴースト」を使用して実際にプレイしてみました。

公式ルールではワザカードは4枚までですが、せっかくなので付属していたカードは全部使ってみることに。
ジャンケンで私が勝ったので、もちろん先攻を選択。
まずは成功確率がそこまで高くない、「ハサミでつく(草の目2つ以上で相手に20ダメージ)」からトライしてみます。
結果はこれ↓

見事ワザは成功しましたが、キャラコロの向きが机に対して逆さまなので、自分にも20ダメージです。
自傷しましたww
お互いライフカウンターの目盛りを120から100に減らします。
次に妻のターンです。
妻は大味なプレーが好きなので、最初から大技の「のろい(超タイプの目が3つ以上で、次に相手が使うワザを選ぶことができる)」を繰り出そうとしてきました。
結果はこれ↓

もちろん失敗です。
ちなみにエネコロ1個には、ポケモンがワザに必要とするタイプの目(カイロスなら草の目)が平均で2つくらいしかありません。
3つ以上の目を出そうとするなら。
「3分の1 × 3分の1 × 3分の1=9分の1」です。
約10回に1回しか成功しません。
つまり、成功確率が高いワザをコツコツと積み上げていく方が得策です。
てか、そもそも相手が使うワザを選ぶって意味あるのか?ww

そんなこんなで私は「ひっかく(草の目1つ以上で10ダメージ)」&「ハサミでつく(草の目2つ以上で相手に20ダメージ)」をコツコツと繰り返しながら、妻を追い詰めて行きました。
妻は、大技ばかり繰り出そうとするのでなかなか成功しません。
追い詰められた妻は、またもや「のろい(超タイプの目が3つ以上で、次に相が使うワザを選ぶことができる)」を選択してきました。
結果はこれ↓

まさかの成功www!!
おまけにエネコロの向きも「追加で20ダメージ」の条件を満たしていました笑
ここから勝負の風向きが変わります。
次の私のターンは、「のろい」の効果でほぼ発動が無理なワザを選択させられてしまいます。
そのワザは「ハサミギロチン(草タイプの目6つ以上で相手に100ダメージ)」ですが、そもそも私の持っているエネコロは最高でも5つしか草タイプの目を出せません。
意味わからん。

どうやら、プラコロには、エネコロの目を「カスタムチップ」という別の目と交換する要素があるらしいです。
より自分のポケモンのワザが成功しやすいエネコロにカスタムできるわけです。
ちなみに、カスタムチップは別売りです。
バンダイのエネコロ商法ですね。
勢いに乗った妻は、急にコツコツと成功確率が高いワザ選択にシフトしてきました。
そんなこんなで、お互い残っているライフは、私が20で妻が10。
意外と白熱!
最後はカイロスの「ひっかく(草タイプに目1つで10ダメ)」が成功して、見事私の勝利となりました。

コツコツしか勝たん!
1試合に約10分~15分くらいかかりました。
感想
今回は童心に戻って約25年前のポケモン玩具で遊んでみました。
「プラコロ」に対して率直な印象を述べるとするなら、ズバリ「矛盾の多いゲーム」ww
だって、シンプルに殴り合って相手のライフを0にしたら勝ちなのに、変なワザがいっぱいある。
今回はたまたま成功したけど、「のろい」の効果もおかしい。

「相手が次に使うワザを選択可能」って、意味がないでしょ。
相手のライフ0にしなきゃ勝てないんだから。
カイロスにも「固くなる」っていうワザがあって、これもまた変。

「次のターンに相手から受けるダメージを30減らす」って。。。攻撃せいや!!
そんな、ヘンテコな要素がたくさんあるおもちゃでした。
一方で、そんなゆるっとしたおもちゃだから、自由にルールもカスタマイズして遊べるなとも思いました。
今大人気のポケカって色々と洗練されすぎちゃってて、新規参入がちょっとハードル高い。
もちろん、慣れれば奥深さとか戦略性が面白いのだろうけど。
他にも思ったことは、昔のポケモンのおもちゃって、なぜだか愛着がわくということ。
だってこんなにもカイロス顔もブサイクなデザインなのに、どこか憎めない可愛らしさがある笑

エネコロもプラスチックの色がクリアカラーだったり、目のプリントも色鮮やかですごくキレイ。
20年以上も前のおもちゃとは思えないww
思い出補正かもしれないけど。
あと1つ「ふと」思ったのが、この時代ってなぜだかサイコロにちなんだおもちゃが多かったよなぁ。

おしまい。