どうも、まそっちです。
私ごとですが、昨年末(2021年12月)に、「星野リゾート 界 箱根」に泊まってきました。
そこで、今回はそのときの感想や、食事内容、旅館内の雰囲気をお伝えしていきたいと思います。
「星野リゾート気にはなっているけど、少し高そうだし、どんな旅館なんだろう?」とお考えの方に参考になる内容となっております。
・星野リゾート「界」とは?
・星野リゾート 界 箱根の旅館の外装、内装、雰囲気
・夕食や朝食の内容
・星野リゾート「界」はどんな人におススメか
初めて星野リゾートを利用した感想を一言でいうと、「スタッフの対応が気持ちよかった!」です。
それでは早速まいりましょう。
もくじ
星野リゾート「界」とは

まず、星野リゾート(ほしのリゾート)は、長野県に本社を置く総合リゾート運営会社です。(ウィキペディアより)
ラグジュアリーホテル「星のや」、リゾートホテル「リゾナーレ」、都市観光ホテル「OMO」といったブランドを多数展開しています。
「界」はそのブランドの1つで、コンセプトは「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」です。
地域の魅力を再発見
心地よい和にこだわった上質な小規模温泉旅館
出典:星野リゾート界公式HP
「界」は、全国に19施設あり、今回私たちは「界 箱根」に1泊2日で行ってきました。
界 箱根の外観

もっと「星野リゾーぉトぉ!!」感出ているのかなと思っていましたが、意外と普通でした笑

駐車場のスペースもしっかり確保されています。
私たちは自動車で向かったので行くのが簡単でしたが、駅からが少し離れているため、車を持っていない方はタクシーか路線バスでアクセスする必要があります。
旅館内の雰囲気(公共部分)

玄関近くのロビーの写真です。
木材をたくさん使っていて、とても落ち着いた雰囲気。

「界」のコンセプトを再現するように、箱根に関する本が多数並んでいました。

ロビー近くにドリンクコーナーもありました。
ドリンクコーナーにも、箱根の名産である寄木細工を使った装飾が施されていて、「箱根に来たった感」をすごく味わえる笑
ただし、ファミレスのドリンクバーに慣れてしまった私からすると、少しドリンクメニューが少ない気がしました。
基本、コーヒーとお湯(ティーバッグ)だから、カフェラテとか飲めると嬉しかった。

お土産コーナーもありました。
寄木細工や星野リゾート限定のグッズが売っていました。
妻が「星野リゾートようかん」買ってたけど、案の定、普通のようかんでした。


中庭の写真です。ロビーからここを通って各部屋に向かいます。
緑色が多く、いい感じに苔むしてて落ち着きます。
いや、嘘です。だいぶはしゃいでました笑
部屋の雰囲気

今回私は、「界箱根」では一番安価な宿泊プランで泊まってきました。
宿泊プランのグレードは、部屋や食事の内容を選択することで変更できます。
グレードを高くすれば、部屋に露天風呂がついていたり、食事に牛鍋やアワビが提供されるみたいですね(憧れぇ)。

和室定員2名の部屋でした。
いわゆる和モダンっていうやつです。
スタッフの方が部屋の中まで案内してくれて、ウェルカムドリンク(柑橘系サイダー)を振る舞ってくれました。

全部屋が渓流沿いに面していて、常に川の流れの音が聞こえます。
ときどき鳥のさえずりも聞こえて、この自然音が私的にはすごく癒されました。

部屋にもコーヒーや緑茶が用意されていました。
水道の水の受け口が、竹になっていておしゃれ。
竹なだけでも喜べるんだから、凡人でよかったと思える。



トイレがキレイはもちろんのこと(冬場だからか少し寒い)

部屋風呂まで木を基調として落ち着く。
ただ、冬場は少し寒い。。
シャワーを使い始めて、湯気で浴室が満たされてようやくいい感じ。
きっちりお湯をためて、湯気で室内を温めてから入ったほうがいいです。

ご飯はすごく美味しかった
私たちの宿泊プランは夕食と朝食付きでした。
どちらも、エントランスのある棟の2階のレストランでいただきました。
周りのお客さんの声は聞こえますが、半個室になっているので、マイペースに食事を楽しむことができました。
夕飯(季節の懐石)は見た目から美味しい

私たちがいただいたのは、もっともベーシック(安い笑)なお食事プランです。

パリソワール(=冷たいじゃがいもスープと、コンソメのジュレを交互に注ぎ入れたもの)
いきなり洋風料理が出てきてびっくりしましたが美味しかった。


お出汁がとてもきいてて、フワフワ。

サイズも大きくなく、カラリと軽く揚げられていました。これでお腹いっぱいになることもなく安心。

個人的に一番美味しかったのはこれ。
鴨肉のミンチとマッシュされたじゃがいもが揚げられていて、出汁あんがかかっていました。
「サクッ」、「ホク」、「トロ」の三重奏でうんまい(意味不明)

ぶりの幽庵焼きが入っているからなのか、結構甘めの味付け。

土鍋で温めて提供されました。
土鍋を置く台も寄木細工が使われている。
1つ1つの料理が小ぶりでも、ご飯を食べ終わった辺りから、だいぶお腹いっぱいになりました。


庶民なので、もちろん食べ残すという選択肢はなく、全部いただきました。笑
私は満腹になりましたが、普段からたくさん食べる方ではないので、一般的な30代男性なら少し量が物足りないかもしれません。
女性の場合、全部食べるとなると、少し量が多く感じると思います。
私の妻(アラサー)は、それなりに量を食べられるタイプなので全部食べてました。(満腹にはなってました)
料理の提供は、1品ずつスタッフの方が持ってきてくれました。
その時に、料理の説明をしてくれたり、水を注いでくれたり、言葉遣いや対応がとても心地よかったです。
なんたって、私が鼻をすすっていたら、何も言わずにティッシュまで持ってきてくれたんです。
すごい心配り!!
ちなみに別料金でお酒やソフトドリンクを注文することもできました。
お酒好きの方は、外で買い忘れても安心ですね。
朝ごはんの量はちょうどいい!


ちょっと塩味のきいた甘酒で、ほっこりしました。

魚の焼き具合がすごくきれいでした。
夕食と比べればだいぶ量は少なめです。
旅行中は色々と食べる機会があるので、これくらいの量でちょうどよかったです。


妻のお気に入りがこれでした。
上にお餅、下にはんぺん(魚のすりみ)があり、あんがかかってます。
昔の人は箱根の峠を越えるとき、力を蓄えるために、よくお餅を食べたそうです。
こういった、その土地にちなんだ料理を出してくれるので、「旅行に来ている感」がアップしました。
大浴場は景色が良いけどちょっと寒い

私たちは、初日は部屋のお風呂に入り、翌日の朝に大浴場に行きました。
「界 箱根」の大浴場は地下1階にあります。

脱衣所は清潔感があって、貴重品を入れるためのロッカーもありました。
新しいタオルも用意されているので、ほぼ手ぶらで入浴しに行くことができます。

残念ながら浴室内は、他のお客さんがいたので写真は撮れませんでした。
上の写真は明らかに春から夏の時期の写真ですが、参考までに。
いわゆる温泉の匂いは控えめのお湯でした。
半露天の浴場になっていて、川のせせらぎの音が聞こえてくるので、リラックスできました。
ただし、半露天のため、浴室内が冬の空気で満たされています。
洗い場はとても寒く、早めに湯船につからないと風邪をひいてしまいそうでした。
浴室内にはサウナもありました。
大人が4人も入れば、結構いっぱいいっぱいになるくらいのコンパクトなサイズでした。
その他のポイント

界 箱根ならではの催しがある
「界 箱根」に宿泊中は、希望制でいくつかの催しに参加することができます。
・19:00〜 温泉いろは(効果的な温泉入浴法を説明してくれる)
・21:00〜 寄木CHAYA(紙芝居で寄木細工の歴史を紹介してくれる)
・6:45〜 わらじ体操(わらじを履いて体操する)
私たちは、「寄木CHAYA」と「わらじ体操」に参加しました。

「寄木CHAYA」は、寄木の歴史がわかるし、普通に勉強になりました。
寄木を使ったゲームもあるので、大人でも夢中になって参加できました。
開始時間が21時と少し遅めなので、小さいお子さんが一緒だと参加しづらいかもしれません。

わらじ体操は朝早くに開始されるため、参加者は私たちを含めて5人でした。
わらじを履いて、冬の中庭でガッツリ体操(ラジオ体操よりちょっとハード)しました。
朝が苦手な人は結構しんどいと思うので、無理して参加しないほうがいいと思います。
旅行する季節にもよると思いますが、夏だと汗かくし、冬場は結構冷えます笑

でも、スタッフが気合を入れた衣装を着て体操をレクチャーしてくれるので、余裕があれば参加して欲しいです。
ぞうりの履き心地とか、初めての体験で旅のいい思い出になります。
あと、お腹が減った状態で美味しい朝ごはんを食べることができます!笑
作務衣や靴下
部屋に作務衣と靴下が置いてありました。
両方とも、薄手と厚手の両タイプが用意されていました。
これまで、旅館内に寒いゾーンがあると前述しましたが、厚手の方を着れば基本的には大丈夫だと思います。
周辺環境
「界 箱根」は駅から少し離れている場所に位置しています。
界から歩いて行ける距離にコンビニやスーパーは見当たりませんでした。
自動車をお持ちでない場合で、コーヒーや緑茶以外の飲み物が欲しい場合は、事前に駅前などで調達しておいたほうがいいと思います。
もちろん旅館価格での購入が問題ない場合、話は別です笑
価格帯
私たちが利用したプランは、日曜日の宿泊でひとり4万円弱。
予約公式サイトを参考にすると、グレードを高くした場合、ひとり5万円半ば程度。
ざっくりとではありますが、「界 箱根」の相場はひとり4万円〜5万円ほどです。
一般庶民からすると、宿代にこれくらい出すのはちょっぴり贅沢といったところでしょうか。
ちなみに私たち夫婦は「贅沢をする!」というスタンスで泊まりました笑
界 箱根はこんな人におススメ
界 箱根は、純粋にゆっくり温泉旅館を楽しみたい方におススメです。
観光名所をめぐる途中の「ただ泊まるだけの宿」として使うだけには、ややもったいないです。
幸い、歩いて行ける距離にお店や観光名所もないので、存分に「界 箱根」を楽しむ環境は整っています。
チェックインの15:00からチェックアウトの11:00まで、ゆったり時間を過ごすのがいいと思います。
反対に、お子様がいて「箱根のレジャーをアクティブに楽しみたい!」という方には不向きかもしれません。
少なくとも、私が幼かった頃は「温泉と食事をゆっくり楽しむ」という感性は持ち合わせていませんでした笑
色々な観光名所を巡る途中に使う宿であれば、もっと観光地にアクセスがよく、価格帯もリーズナブルなほうが、総じてお金と時間のコスパが良いと思います。
まとめ
今回「界 箱根」を利用させていただいた感想をまとめたいと思います。
・全部屋と大浴場が渓流に面していて自然を楽しみながらゆったり過ごせる
・料理が見た目もキレイで美味しい
・界 箱根ならではの催しがあって良い思い出作りができる
・なんといってもスタッフの素晴らしいホスピタリティ(←これが一番)
・風呂場など冬場では寒いゾーンがある(夏は暑い?)
・飲み物や軽食など気軽に購入できない(フリードリンクのバリエーションが少ない)
・「星野リゾートに来た感」が乏しい(外観が普通の建物)
最後の「「星野リゾートに来た感」が乏しい」については、私が星野リゾートというブランドに期待しすぎたのも原因かもしれません笑
また、「界 箱根」以外の「界」にも泊まったことがないため、あくまでも初めて利用させていただいた場合の感想です。
そして一番印象に残ったのは、スタッフの心配りです。
言葉遣いもとても丁寧で、笑顔で接してくれました。
宿を出るとき、私がカメラを首に下げていたら、スタッフ「おふたりの写真撮りましょうか?」と声をかけてくださいました。
写真を撮ってくれた後も、姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。
これだけでも良い思い出になりました。
私は、普段から宿のレビューをしているわけではありませんが、本記事が星野リゾートの利用を検討している方の参考になったら嬉しいです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。